え!押すんですか?

Ishikun2006-10-09



出張へ行くと少しですが
出張旅費がもらえます。


これを貯めてシーズンパスを
買う為に、張り切って
中国出張へ出発です!


私の仕事は商品の開発なのですが、うちの会社の場合には開発担当者が、商品の立ち上げまで行うので、中国の協力工場を訪問する為です。


私の行く地域は、香港から程近い深浅近郊。
香港の街中から3時間程度で到着します。
今日は香港空港から国境を越えるバスで
中国に入りました。


空港のバス会社のカウンターでチケットを買うと、
胸に色で識別されたシールを貼られます。
これが自分の行き先を示してして、
勝手に目的地に到着するシステムです。
まあ、初めての時はかなり恐怖ですよ!


カウンターからバス乗り場に進むと、
何台もの行き先が違うバスが並んでいます。
どのバスかなぁ・・・・と悩んでいると、
バス会社のお姉さんが胸のシールを見て、
どのバスに乗るか教えてくれます。
そしてミネラルウォーターを1本くれます。
バスは空港から深浅近郊のホテルを目的地として、
数多くのルートが運行されていて、
乗るバスを間違えたらアウトです。


出発時間が来るとバスは一路国境を目指します。
難しいのはここから。


まず、香港側のイミグレーション(審査所)で
バスを降ります。
このときに手荷物だけを持ってバスを降ります。
そして自分の乗って来たバスを覚えます。


その後歩いてイミグレの建物に入って、出国審査を受けます。
出国が完了して建物を出ると、バスがたくさん並んでいます。
この中から自分が乗っていたバスを見つけなければなりません。
乗っていた人が全員揃ったら、バスは出発します。


ちょっと走ると今度は中国側の入国イミグレに到着します。
今度はバスからトランクも降ろします。
ここまで乗ってきたバスとはここでお別れなのです。
トランクを引っ張りながら、イミグレの建物に入ります。
ここで入国の審査を受けるのです。


審査が終わって無事入国が完了したら建物の外に出ます。
しかし今度はどのバスに乗って良いのか全然わかりません。
胸のシールを見せながら、手当たり次第にバス会社の係員
らしき人にジェスチャーでバスを探していることを伝えます。
中国に入国した途端に、英語は通じなくなりますので、
根性のみが重要となります・・・・。


何人かにアタックすると「あっち!」と
指を刺されました。
とりあえずその方向へ進みます。
どうやら、提携しているらしいバスを発見。
バスの前でちょっと待ちます。
女性の係員のような人が近づいて来るので、
胸のシールを見せます。
すると・・・・「あっち!」と指を差します。
えっ??
もうこの先にはバスは無いけど・・・・。


まあ、どうすることもできないのでそっちへ
歩きます・・・・。
すると一人の兄ちゃんが声をかけてきました。
何を言っているかはさっぱりわかりません。
一緒に来いという感じなので、後をついていきます。
そこには黒いミニバンが・・・・あります。


そうです、今日は乗客が少なかったので、
ここから白タク?に引き継がれるのです。(たぶん)
すごい国ですね・・・・中国。
これに乗っている間に事故で死んだらどうなるのでしょうか?
まあ、考えても仕方ないです。


荷物を積んでミニバンに乗り込みます。
どうやら同じ方面の客6人が乗ったようです。
さて、出発!と思いきや・・・・・。
エンジンをかけようとキーをまわしても、セルが回りません。
ドライバーは車を降りてボンネットを開けています。
10分くらい色々と試行錯誤しますが、全然駄目・・・・。
そのうち全員ミニバンから降ろされました。
車を交換?と思っていたら・・・・違います、
みんなで押しがけするのです。
なんでお金を払ってミニバンを押しがけ???
ホント中国はなんでも有りです。


みんなの協力でエンジンは無事かかり出発となりましたが、
まあ、いつものことですが、中国の交通事情は凄い!
割り込み、幅寄せ、逆走、ぶつかる寸前が何度もあります。
ラクションは永遠になり続けているし・・・・。


まあ、それでも今回も無事にホテルに着くことができました。
これは正直お勧めできない体験ですが、もし機会があれば
是非体験してみてください。
日本の良さがよ〜く分かります。


さあ、明日からは仕事を頑張ります!

                                                                                                • +

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