回想のお話

今までは本当に天気が良かったのですが、
今日は風が強く、山の上の方は雪が飛んでアイスバーン
顔を出し始めていました。


私は、人とは違うコースを目指したのですが、
なかなか降りる斜面が見つからず、
やっと、ここだ!というところに滑り込みました。
しかし!斜面に入った途端、完全に凍っていました。
うろこ状の氷のつぶになっている30度以上の急斜面です。


私はフルブレーキングをかけましたが、10m位はズレ落ち、
やっと止まりました。
でも、この斜面ではホント止まっているのがやっと。
下には岩があり、自分の感覚では、ほとんど壁に寄りかかっている
感じです。
「落ちて岩に当たったら、死ぬかもしてないなぁ・・・・。」
って初めて思いました。


ここを滑ることは諦めました。
だって、本当に無理だもん。
でも、上にも一歩も登れません。


私は以前読んだ本のことを思い出しました。
以前紹介した「スノーボードの科学」という本です。
これには、こんな場合の脱出の仕方が書いてありました。
まさか、この内容が役に立つとは・・・・・。


私は早速内容を思い出し、氷の斜面を手を尖らせて、
穴を開け始めました。
凍っているのは表面から数センチなので、手で何度も突けば、
穴を開けることができます。
その穴に力をかけて少しづつ登るのです。
私はそれを繰り返しなんとか上までへ登ることができました。
ホント怖かったです。
その後は、なんとか急斜面を迂回して降りることができたのですが、
冒険すると時には気をつけなければなりませんね。


夜ご飯は、家でラーメンを食べました。
出前一丁」です。
NZで食べるラーメンもなかなか良いものです。


そして、その後はみんなでパブへ行ってみました。
NZではラグビーがとても盛んで、
試合がある日はみんなパブで観戦します。
今日は試合は無かったのですが、コーチや他の皆さんと
楽しくスノーボード談義をして過ごすことができました。


2005-06シーズン 年間滑走64日目

                                                                                                • +

ブログランキングに参加中!
あなたの投票をお待ちしております。
下のバーナーから投票ページへGo!
ブログランキング