オレ専用ブーツ完成!

Ishikun2006-10-25

今日は会社を代休でお休みして、ブーツのチューンナップへ行って来ました。
向かったお店は先日BURTONのIONを購入した、都内の錦糸町にあるTOWN PUMPというお店。
前回購入の報告をしましたが、実はブーツはお店に置いてきていたのです。


購入した時の日記はこちら〜。
http://d.hatena.ne.jp/Ishikun/20061001


そしてブーツのチューンナップは予約が必要な為、実際の作業は本日となりました。


ただし、ブーツをチューンナップすると言っても、
ここのオーナーはこだわりの職人。
ブーツだけが完璧でもビンディングや板のセッティングが
いい加減では意味が無い!と言うことで、
手持ちの板とビンディングを全部お店へ持って行きます。
いつも愛用している靴下も、もちろん持参します。
16時からの予約なので渋滞を予測して、厚木の自宅を車で14時前に出発!


しかし、今日は25日の給料日だというのに、首都高はガラガラ・・・。
なんと1時間で着いてしまい、完全に早く着きすぎましたね〜。
とりあえずお店に荷物を下ろして、近くのコインパーキングに車を停めます。
その後はしばらくの間コーヒーを飲みながら休憩です。
そして休憩しながらここまで携帯で書いてみました・・・・・。


お、もうすぐ16時だ!
っと言うことで、早速お店に向います。


オーナーこと、Sole Man 仁さんも外出から戻ってきていて、
いよいよブーツのチューンナップの開始です。


どんなことをするのかと興味津々の私ですが、
まずは靴下を脱いで、足のサイズを専用の計測器具で測定します。
長さや、幅や、甲の部分の胴回りなど。
その次に、ガラスの箱のような装置の上に乗ります。
ガラスの箱の底には鏡があって、足の裏とガラスの
密着の具合から加重のかかり方が分かるのです。


私の足の加重のかかり方は結構良い!と言うことでして、
若干O[オー]脚の為に親指の付け根の部分の
加重が少ないですが、問題無いということでした。
そしてそれらはカルテに書き込まれていきます。


次に、それらの情報を元に、インソール(インナーソール)を
選らんでもらいます。
インソールとは簡単に言えば底敷きですが、
最近ではこの底敷きは見直されていて、デパートの
靴売り場にも最近ではシューズフィッターという専門家がおり、
お客様の足に合わせて底敷きの調整を行うところもあるそうです。
そして、このインソールですが、良いインソールは結構高いのです。
そのお値段は何と¥10,000-。
去年DEELUXEのインソールを作ったときは確か¥5,000-位だったと思います。
高いですね〜。
しかしこの¥10,000-のインソールでも滑走日数30日程度で
ヘタルということで、奮発してもうワンランク上の¥16,000-のインソールで
作ってもらうことにしました。
う〜ん、底敷きが¥16,000-って考えちゃいますね・・・ホント。


そして、インソールが決まったら、測定した足の大きさかに合わせて
大まかにインソールの材料をカットします。
このときにはインソールは完全な板の状態です。
これをヒーターのボックスに入れて温めます。
インソールが十分に温まったら、私は先ほどのガラスのボックスに乗りますが、
今度はガラスの上に低反発ウレタンのような足型のクッションがあります。
そのクッションの足型に合わせて上に乗ります。
そして、足型クッションと私の足の裏の間に温めたインソールを挟んで、
体重で成型していきます。
通常はこの行程を「焼く」と呼んでいます。
インソールが十分に冷えたらこの行程は完了です。


次に、インナー(ブーツ)の成型に進みます。
スノーボードのブーツは、通常外側のアウターと中側のインナーの
2つのブーツから出来ています。
そのインナーの内側を自分の足型に合わせてフィットさせるわけです。
インナーの種類には大きく3つの種類があります。


1.熱成型できないもの
2.熱成型で必ず成型するもの
3.そのままでも使えるけれど、熱成型もできるもの


普通のブーツは1.熱成型できないものです。
これは多くの人の足型データを元に、多くの人にフィットする形状に
最初から成型され、完成しているものです。


DEELUXEに代表されるのが、2.熱成型で必ず成型するものです。
一般的にはサーモインナー等と呼ばれています。
これは購入した状態では全く足の形にはフィットしませんが、
熱成型(焼く)することによって自分の足にフィットしたインナーに
なるものです。
もちろん自分の足の形に合わせることが出来るので、
通常の1.のインナーよりもしっくりした履き心地地になる・・・と
思います。・・・・が、私の足との相性は今ひとつ??
ブーツの値段にはインナーを焼く工賃が含まれています。


そして最後ですが、BURTONの一定以上のレベルのインナーに
採用されており、最初から人の足型から作成されたデータに基づいた形にな
っていますが、焼くことによってある程度形状をカスタマイズできるものが、
3.そのままでも使えるけれど、熱成型もできるものです。
BURTONの説明では、「履いているうちに自分の足型になっていく」と
なっておりますが、きちんと熱成型する事でもっと完璧に
フィットできるのです。ちゃんと専用のヒーターもありますし・・・・。
でも、普通のお店では面倒くさいのでBURTONのインナーは焼いてくれません。
まあ、BURTONの説明ではそれで十分ということになっていますから・・・・。


今回私が購入したIONは3.のインナーなので、
お店できちんと焼いてもらいます。
インナーを専用のヒーターで温めている間に準備を進めます。
まず、くるぶしや、甲の部分にスポンジテープを貼っていきます。
これはブーツと当たって痛くなりやすい場所に空間を作るためです。
次につま先にキャップを被せます。
TOWN PUMPのキャップはBURTONに作らせた特注品だそうです。
そしてキャップを被せたまま、靴下を履きます。


十分に温まったインナーをアウターに戻し、足を入れていきます。
インナーは熱で縮んでいるので、これを広げながら自分の足の
形にしていくわけです。
足が奥まで入ったら、ブーツを地面に叩き付け、
更にかかとを地面に力いっぱい蹴りつけます。
その後ブーツを通常通り締め付けて冷えるまで待ちます。
その後アウターから取り出してインナーの完成です。


次に、先に作成したインソールを、
成型したインナーに合わせて削ります。
これは大きな砥石で削っていくわけですが、
インナーの内側に合わせてインソールの外形を削るのは難しく、
完全に職人技です。
インソールの裏側も削って少しずつ余分な部分が無くなり、
インナーにピタッとフィットしてきます。
そしていよいよ完成です。


そして、これらのインソール、インナー、アウターを組み合わせて、
私だけのIONは完成です!
早速履いてみましょう。
う〜ん・・・・・。
普通です。
完全に普通なんです。
なんの違和感も無い、ちょっと厚めの靴下を履いているような感触。
これって凄く重要なことで、普通に売っているブーツを履くと
なんらかの違和感があります。このブーツは違和感が無いんです。
足にフィットしているとはこういう事を言うのですね〜。
お店でスニーカーを選んでもこんなに自然な靴は無いですよ。


特に足の裏は完全に底に密着します。
ボードからのインフォメーションがバッチリ伝わってきそうですね〜。


でも、正直、滑ってみなくちゃわかりませんけどね。
ただ一つ言える事は、滑る前からどこかが痛いブーツはダメだと思います。


ここまで長い日記を読んで下さってありがとうございます。
実際にはこの後にビンディングのセッティングが続くのですが、
後日追記したいと思います〜。
お楽しみに。

IONに興味を持たれた方はこちらをどうぞ。




                                                                                                • +

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